📕 「さきの日記」へようこそ!

“G'day”って言われて固まった女の子の日記。

▶️ 最初に読むおすすめ記事はこちら

🚗 「俺でも売れた」Freebornの営業英語

🚗 英語で「は?😇」って言われながら、俺は車を売った。

▶️ 最初に読むおすすめ記事はこちら

🎵 リアルな暮らし|ブリスベン生活録

🛒 スーパー高すぎて、もはやパスタが主食です。

▶️ 最初に読むおすすめ記事はこちら

【初めてのバスと電車】17年前、ブリスベンで公共交通デビューした日の話

こんにちは、Freebornです。
今日は少しだけ昔話をしようと思います。
僕がブリスベンに来て、初めて公共交通を使った日の話です。
時は2008年。当時18歳の僕は、日本の高校を卒業してすぐ、英語もろくに話せないままオーストラリアへ飛び込みました。



スマホ?Go Card?なにそれ?の時代

今ならスマホでルート検索して、ICカード「Go Card」でピッと乗るのが当たり前。
でも当時はまだスマホもないし、Go Cardも存在してなかった。
全部、紙のチケット。
紙のチケットを買うには、窓口かバスの運転手に言わなあかん。

その「言わなあかん」がハードル高すぎた。

英語の壁にぶち当たったバス停前

ブリスベン南部のローカルエリアにあった自宅から、最寄りのバス停へ。
看板も古くて、どこに行くバスかわからん。
しかも、時刻表に書かれた英語がまったく読めない。

「このバス、語学学校の近くに行くんやろか?」
「何番のバスなんやろ?」
「どうやってチケット買うん?」

緊張で心臓がバクバクする中、やってきたバスにとりあえず乗ることにした。

人生初「チケットプリーズ」

ドアが開く。運転手さんがこっちを見る。
「Ticket please」と言われた。

え?チケット?持ってない。
いや、買いたいんやけど、どう言えばいいかわからん。

とっさに出たのが、「Umm… One… City… Please?」

文法もなにもない、完全にパニックの中で出た単語の羅列。

でも運転手さんは、笑ってチケットを出してくれた。
$2.90の紙チケット。小さな紙切れが、僕の勇気の証みたいに見えた。

「この駅で合ってるん?」問題

バスを降りてからは、さらに試練が待ってた。
Central Stationまで行きたいけど、標識も案内板も英語オンリー。
切符の買い方すらわからず、駅員さんに話しかける勇気もなく、
改札前で立ち尽くす日本人1名(=僕)。

それでも、近くにいたオージーのおばちゃんが声をかけてくれて、
「Where are you going?」と聞いてくれた。

「Central...」とだけ答えると、笑顔で教えてくれた。

優しさって、こんなに染みるんやなと思った。

当時の自分にかけてあげたい言葉

今の自分が、当時の僕に声をかけられるなら、こう言うと思う。

「最初の1回が、一番怖い。でもその1回で世界が変わるよ。」

本当にその通りだった。
公共交通に1回乗れたことで、「行動する勇気」がついた。
英語が話せなくても、どうにかなる。
困っても、誰かが助けてくれる。
その安心感が、その後のブリスベン生活の支えになった。

今、初めてオーストラリアに来た誰かへ

もしこのブログを読んでる人の中に、
「バス乗りたいけど、どうしたらいいかわからん」
「駅のチケット買うの怖い」
って思ってる人がいたら、声を大にして言いたい。

大丈夫。最初はみんな同じ。

英語がわからなくても、間違っても、変なこと言っても、
ほとんどの人はあなたを責めない。むしろ助けてくれる。

何より、オーストラリアって、ちょっと不器用な人に優しい国やと思う。

まとめ:不安も緊張も、いつか笑い話になる

17年前のあの日。
汗だくでバスに乗って、震える手でチケットを渡したあの日。
今では笑って話せる、僕の「ブリスベン物語」のはじまりやった。

今この記事を読んでくれているあなたが、
もし何かに一歩踏み出す勇気を探してるなら、
この体験談が、背中をそっと押すきっかけになれたら嬉しい。

コメント